私が日頃から大変お世話になっている方がいらっしやいます。伊達市で「めむはうす」という雑貨屋さんを営んでいる方で、私と同じ名字で「宮崎さん」っておっし希います。とてもアットホームな方で、気さくで、いつも暖かい方なんです。私の大好きな人のひとりでもあります。そんな宮崎さんが、ある方が書いた詩をメールでおくってくれました。お年寄りの心理というか感情をしっかり捉えられている詩として感銘を受け、了解をいただきましたので、皆様にご紹介させていただきます。
私のよろける足どりと、ふるえる手を、理解してくれる人は幸いです。
私の耳は、人のいう言葉を聴きとるためには、大きな努力が必要であることを
                          わかってくれる人は幸いです。
私の目はうすくなり、私の行動はのろいということを
                   善意のうちにわかってくれる人は幸いです。
私がコーヒーをこぼしても、かわりない平静な顔をしてくれる人は幸いです。
しばらく立ち止まって、明るくほほ笑みながら、おし李べりをしてくれる人は幸いです。
 「今日はその話を二度も聞きましたよ。」と、決して言わない人は幸いです。
楽しかった昔を取り戻す方法を、知っている人は幸いです。
私が愛されており、ひとりぽっちでないことを、教えてくれる人は幸いです。
私には十字架を荷なう力がないことを、わかってくれる人は幸いです。、
愛情深く、人生の最後の旅路の日々を、なぐさめて-くれる人は幸いです。
            (桐生聖フランシスコ修道院 ブレビアン・ウォルシュ神父作)
 お年寄りをきびしく叱らないでください。『人間って、皆「天国の心」と、「地獄の心」の両面を持っていて、いつもそれらが戦っていて、勝った方が外に出てくる』のだと、「めむはうす」の宮崎さんは言います。その通りで、私達はいつも自分の心と向き合う、戒める男気を持たなくてはいけないことを教えられました。ありがとうございます。

                                                             合掌

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